伊豆に行ったら、三島由紀夫追っかけ旅みたいになった
2泊3日の伊豆旅行に行ってまいりました!
前日にじゃらんを買い、行きの電車でプランを立てるという脱力ぶり。
お供の本はもちろん「伊豆の踊子」。
なるべく交通費とホテル代にお金をかけずに、全部食費に回すというコンセプトの元で
ホテルはもちろん現地調達です。
観光所で予算3000円前後…といった時にはさすがに少し呆れられました。
でもホテルなんて荷物おきと夜の睡眠しか使わないので、ビジネスホテルで安く済ますのも全然ありな気がしてます!
1700円のウニ入り海鮮丼食べたり、ビーフハンバーグシチュー食べたり。
(伊豆高原Kenny's Houseにて)
伊豆高原の方ではメニューにシチューが載っているカフェが多かったです。
東京よりやや南寄りとはいえ、やっぱり海辺は寒いです。
初日に熱海からスタートし、伊東駅、伊豆高原駅、河津駅、伊豆急下田と静岡を段々と南下していくコース。
伊東では温泉、伊豆高原は美術館、河津はさくらまつり、下田はペリーロードとそれぞれ楽しかったのですが、なんだか行く先々、というのは大げさだけど、大三島先生の名前を見かけることが多かったような今回の静岡旅。
そう、あの三島由紀夫です!ガイドブックには熱海駅前の三島が愛したハンバーガーに、ゆかりの地「起雲閣」。
三島神社というのもあるし、2日目下田のビジネスホテルには、すぐ近くに三島が愛したマドレーヌのちらしが!(こちらはガイドには載ってませんでした。)
踊り子といい、文学と静岡は縁が深いんですね…。
これが、三島由紀夫が愛したなつかしの味・・・
日新堂菓子店のマドレーヌ。
ポスターかわいすぎます。
ノルウェイの森と一緒に。
このマドレーヌほんとにおいしかったので、たくさん買ってくればよかった。
他にも、「サザエ型もなか」「レモンケーキ」など魅力的なお菓子いっぱい。
下田からはまた熱海へ戻り帰宅したのですが、最後のランチには「ボンネット」のハンバーガーをいただきました。
ここ、一日目にも突撃したら、來宮神社に時間かけすぎて撃沈してしまったのです。
(ラストオーダー過ぎた)
どうしても食べたくて、最終日の計画は完全にボンネットにフォーカスした日程。
店内は60年代から時が進んでいないかのような、レトロなインテリア。
革ソファーの染みがまた哀愁漂う…。
切り盛りするおばちゃんは、近所のお友達とこんにちの介護問題だとか、
きんかんの出来だとかについて話していました。
バックに流れるのは古き良きオールディーズ。(テネシーワルツやルート66など。)
たまらなくこういう雰囲気が好きです。
もちろんハンバーガーも文句なくおいしかったです。
手捏ねのハンバーグをはさんだやつ。
大好きなお店です。また行きたい。
静岡はやっぱり、京都とか千葉とかに比べると観光地として
パンチが弱いと思うんですよ。
ねずみ王国のようなコレ!っていうのがないから。
でも、寂れかけた感じとか、生活感があふれる感じとか、あか抜けないレトロな雰囲気とか、ハマる人にはハマると思います。
一人旅にはぴったりの場所です。
一人以上でいっちゃうと、控えめすぎる熱海の魅力には気づけないから。
はじめての一人旅、静岡はベストチョイスでした。
ああ~、やばい、旅はまりそう。